nayorakaze

f:id:tak8816:20190706182928j:plain

6/28に急性肝炎で父が緊急入院し心配でしたが、お医者さんもビックリするくらい回復が早く、7/3に退院することが出来ました。とりあえずひと安心です。
とはいっても、完全に回復したわけではないので、家に帰っても安静ににしててよとお願いはしましたが・・・じっと出来ない性分なので、それが心配です。
転移した肺がんの抗癌剤治療とかの影響だったかもしれませんが、直接の原因は教えてもらっていないので、大丈夫だったのかもしれませんね。嬉しいことに、がんの大きさも小さくなったようなので、良い方向になってくれてると信じています。
検査項目表をみせてもらったら、ALTとASTだけではなく、ALPとγ-GTも異常値だったのがわかりました。これをみるとALTとASTは数値が基準値に近づいてますが、まだ数値が高いALPとγ-GTが下ってくれれば、完全に安心が出来るんですけどね。

f:id:tak8816:20190706193257p:plain

素人だけど、少しは知っていたほうが良いので、今日はALTとr-GTに調べてみました。

ALPとは

高値の多くは、肝障害や胆道疾患の疑いがあります。
基準値：100～325 U/L

調子が良いとき
肝臓や腎臓など体のさまざまな細胞でつくられる酵素。
乳製品やレバー等に多く含まれる物質（リン酸化合物）を分解する働きがあります。

調子が悪いとき
肝障害により胆汁の流れが減少または停止した状態（胆汁うっ滞）になると、胆汁中に存在するALPが血液中に漏れてきて数値が上がります。その他にもALPは骨でもつくられているため、骨がつくられる小児時期や骨の病気などでも数値が上がります。

ALP：アルカリホスファターゼ
単位：IU/リットル（ALPの量を１リットル中の国際単位で示したものです）

●	80～260	正常値。
●	80以下（低値）	遺伝性低ALP血症の可能性あり。
●	260～600 （軽度～中等度）	閉塞性黄疸（胆管がん、肝門部胆管がん、膵頭部がん、総胆管結石）、転移性肝がんなど、肝内胆汁うっ滞、骨疾患（転移性骨腫瘍、骨折、骨軟化症など）、薬物性肝障害、アルコール性肝障害、脂肪肝、急性肝炎、慢性肝炎、肝硬変、生理的上昇（成長期、妊娠、血液型B型・O型の分泌型など）
●	600以上（高度）	顔が黄色くなるような明らかな黄疸がみられる。閉塞性黄疸（胆管がん、肝門部胆管がん、膵頭部がん、総胆管結石）、肝占拠性病変（転移性肝がんなど）、肝内胆汁うっ滞、骨疾患（転移性骨腫瘍）

γ（ガンマ）-GTとは

肝臓や腎臓などで作られる酵素で、蛋白質を分解・合成する働きをします。

飲酒や肥満、薬剤などによりγ‐GTが多く作られるようになると、血中へ漏れてきて数値が上がります。また、胆汁の流れが減少または停止した状態（胆汁うっ滞）になると、胆汁中に存在するγ‐GTが血中へ漏れてきて数値が上がります。

100をこえたら必ず病院に
γ-GTP値は100以上になったら病院で検査を受けましょう。
100以上では脂肪肝が進行している可能性がありますので、お酒を飲み過ぎの方は要注意です。
200以上ではアルコールだけでなく、胆石や胆道がんなどによって胆道がつまっている可能性があり、詳しい検査が必要です。

γ-GTP：γグルタミルトランスペプチダーゼ　
単位：IU/リットル（γ-GTPの量を1リットル中の国際単位で示したものです）

●	10～50（成人男性） 9～32（成人女性）	正常値。正常値より低くても問題ありません。
●	～100 （軽度）	アルコール性肝障害、薬物性肝障害、慢性肝炎、脂肪肝の可能性あり。または肝硬変、肝がんの可能性あり。
●	100～200 （中等度）	アルコール性肝障害、薬物性肝障害、慢性活動性肝炎の可能性あり。または肝硬変、肝がん、脂肪肝、胆道疾患の可能性あり。
●	200～500 （高度）	アルコール性肝障害、閉塞性黄疸、肝内胆汁うっ帯の可能性あり。
●	500以上（超高度）	急性アルコール性肝炎、閉塞性黄疸、肝内胆汁うっ帯の可能性あり。