一昨日と昨日は札幌中心部で雪が降りました。数日の間にグッと寒くなり、最低気温は2℃とか3℃。来週はどうやら最低気温がマイナスになる予報となっています。
大通り公園はイルミネーションの準備が始まっています。点灯期間は11月22日〜ですので、また大通公園が賑やかになりますね。
話は変わって、木曜日はボクシングWBSSバンタム級決勝 モンスター井上尚 vs ノニト・ドネアの試合。久しぶりにドキドキした試合でした。戦前の予想は井上尚弥が早い回にKOで勝つのではないかと言われていましたが、5階級制覇王者のドネアは経験と衰えぬテクニックとパワーがあるので苦戦するのではという味方も。
結果は井上尚弥の判定勝ちでした。2Rにドネアのパンチで右まぶたをカットしてからは、試合後に右目が見えにくくなっていたと言うとおり、カット後は各ラウンドでドネアの重たいパンチを当てられていました。鼻血も出たりと今まで見たことのない井上尚弥をみて、ヒヤヒヤドキドキものでした。特に9R ドネアのパンチがもろにヒットして、井上尚弥の膝が落ちかけたときは、初のKO負けを覚悟しました。ドネアも9Rはミステイクしたと言っているし、あそこが正念場だったんだと思います。11Rは疑惑の10カウントでしたけど、立ち上がったドネアも凄かった。もしその後に井上尚弥がKOでもされていたら・・・かなり世間は騒いだと思います。
今回の試合は、たらればは色々ありますが、右まぶたをカットした不利な状態の中で、状況に応じて戦い方を変えられる、井上尚弥の強さを改めて思い知らされました。ノニト・ドネアはテクニックはもちろんのこと、フェザー級まで階級を上げたこともあり、圧力とパワーも半端ではなかったんじゃないかと思います。素人目には、今までの相手なら倒れていただろうと思える場面でも倒すことが出来でいませんでした。ドネアのテクニックなのか、井上尚弥のパンチがフェザー級では通用しないのか、今後階級を上げたときに証明されると思います。
試合後は両者を称え、素直に実力を認め合うなど、良い試合でした。ラグビーでいったらノーサイド精神ってところでしょうか。
とにかく井上尚弥は日本人では最強の一人なのは間違いないですし、これからは海外でワクワクする試合が組まれると思うので、とても楽しみですね。
布袋寅泰 BATTLE WITHOUT HONOR OR HUMANITY(Bass.亀田誠治)